目で見ると… 拡大してみると…
《どこに阿武隈川が・・》
さて、阿武隈川はと探したがどこにも見つからない。
西方の安達太良山側は樹木で視界が邪魔され、川などは見当たらない。
山側とは反対の、180度も首をひねった背中側には平地が広がっている。
そこにも、川らしいものは見えなかった。
平地の真ん中あたりに自動車が走っている。
速度が速く、高速道路のようだとみていると、
更に向こうを右から左に動いているものがあった。
細長く連なった新幹線の列車であった。
よく見ると、鉄橋を渡っている。
そこに銀色の光をはなつ三角形があった。
それが阿武隈川だった。
あぁ、あんな遠く、あんなも小さいのが阿武隈川なのか。