事務所ブログ

てくてく旅行記

山頂に着いた登山者は何を言うのか?

急な登りを苦しみながら通過した後、

やっと前方になだらかな坂が見えた。

その短い坂を登りきったところが

下蒜山の山頂1100メートルであった。

苦しい登りから解放された安堵感、

目標に着いたという達成感。

そのまま心のうちにしまいこむには

少し情感の量が多かった。

すぐ後を歩いていた長男に

《山頂や!》と声を掛けた。

次々と登山者が登ってくる。

私たちが途中で追い抜いたおばさん3人組も

相次いで到着した。

一人目は《着いた!》と言い、

次の二人目も同じく《着いた!》と言い、

少しおくれて最後の人は《着いた、着いた!!》と繰り返した。

この人たちも感情を仕舞い込んでおくことができずに、

言葉に出して言うタイプらしい。

それにしてもなんとも息の合った3人組ではなかろうか。

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