事務所ブログ

てくてく旅行記

あの山の霧の中では

蒜山三山の右(方向では東)に山がある。

そのふもとに霧がかかっている。

宿泊した3日の朝、全てがそうであった。

あの山の下はいつも霧なのだろうか。

長谷川等伯という画家がいる。

秀吉らが活躍したと安土桃山時代の画家で、

松林図という襖絵を描いている。

霧の中に何本もの松が浮かび上がっている、

そんな風景が濃淡の墨で描かれている。

なんとも幻想的で、心に染み込むような絵画である。

あの絵のような風景が広がっているのだろうか。

林の中で霧にまかれて、木々しか見えないとき、

自分は一体、何を感じるのだろうか。

ちょっと行ってみたい気がした。

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