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てくてく旅行記

おばさんから元気を分けてもらって、無事、山頂から帰還 ~今年(2019年)のお盆の過ごし方・・吾妻高原の自然を味わう⑦

旅行に行く前には、毎日、テレビで台風の動きを見ていた。
旅行期間中に広島を直撃しそうだった。
山で雨になれば、することがないということで、4冊ほど本を持っていった。
うれしいことに、着いた当日も、翌日(8月13日)も晴れだった。
《さぁ、吾妻山に登るぞ・・》と気持ちが弾んだが、少し不安があった。
実は6月に体調を崩して、3日ほど飲まず食わずだった。
《街の名医》磯貝先生のおかげで、なんとか病気は治ったが、体重もかなり減った。
元気に旅行には出たが、それでも体力が十分には回復したという気はしない。
果たして山に登るだけのスタミナがあるだろうか。

この草原を横切って、正面のとがった山頂をめざしていく

 

頂上は標高1238メートル、トレッキングのガイド地図によるとロッジから約50分の登りのようだ。
その日は体調もよく、がんばろうと、8時半頃にロッジを出発した。
ルートは《小坊主》の南麓を経由して、西北側の尾根から頂上を目指すことにした。
道は中国自然歩道に指定されており、道標もあり、ほぼ一本道で、迷うこともない。
道端にはギボウシなどのいろんな植物が生えていたので、写真を撮りながら上がっていく。
その度にストップするが、いつものことなので、長男は別に文句を言わずに待っていてくれる。

こんな道を登っていく。
きついのぼりではないので歩くのが楽しい

 

30分ほど歩いただろうか、20畳くらいの平地があった。
景色がよく、山頂への登りがきつくなる直前の休憩にぴったりのところだった。
下にロッジや原池も見えるし、西や南方面の山々も見える。
休んでいると、後から4人が登ってきたが、皆、ここで一休みしている。
そのうちの一人のおばさんが《これ食べると元気になるよ》と黒糖をくれた。
喜んでもらって、口に入れた。
私は人の親切は絶対に受ける。
他の人にも差出していたが、長男も、他の人ももらおうとはしなかった。

この葉はギボウシ。房状に
白い花が咲いているのもあった

 

おばさんらは先に登って行った。
しばらくして、私たちものぼりを再開した。
およそ20分ほどで頂上に着いた。
下りは吾妻山の南麓の林の中の道を歩いて、12時ころにロッジに帰った。
かかった時間は約3時間ほどだった。
心配していたような《バテ》もなく、元気で戻った。
ひょっとすると、おばさんからもらったあの黒糖のせいかもしれない。
いやいや、そうではない、黒糖のせいではなく、知らない他人から親切にしてもらうといううれしさのせいかもしれないなぁ。

途中で休憩した平地。皆が一休み。
左端のおばさんが元気の素《黒糖》をくれた

 

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