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つれづれに万葉

脇道、寄り道、じんご石 ~つれづれに万葉(割込編)忍坂の古道を歩く⑪

知らない所に行くとき、ともかく歩きまわる。
狭い範囲内しか動きまわれないが、小回りが利く。
面白そうな脇道があれば必ず入る、寄り道をする。
ときに思わぬ発見をすることもある。
で、《じんご石》というものを発見した。

大伴皇女らの墓を見た後、行きとは違う道を歩いた。
その途中、道路に大きな石が置かれていた。
周囲には岩は全くなく、この岩が孤立して存在している。
高さは2.5メートくらいで縦に長い。
背後に2歩の木の柱が空に向かって突き出ている。
その頂点を横木でつないで、そこに鐘が吊り下げられている。
神武天皇が八十建(やそたける)を征伐するときにこの岩に身を隠したとか、舒明天皇と関係があるとか言われているようだ。

参考までに言えば、古事記や日本書紀の双方に、神武天皇が八十建を攻め滅ぼしたという話があり、その段で忍坂の名が出てくるし、書紀には忍坂の記載のほぼ同じ個所に《大石》、《大きなる石》という記載もある。
これらを結びつけると、《忍坂の大きなる石》があった、それがこの《じんご石》となったのであろう。

《じんごいし》は、漢字では《神籠石》である。
先ほどの話にちなんで、《神》武天皇が《籠》った石ということなのか、あるいは霊力があるため、神が籠っている石とされていたことから名づけられたのか。
それにしても、神武や舒明などという天皇などの名前が、ひょいと簡単に出てくる、そんな土地柄というのがすごい。


神籠石の夕景
吊り下げられているのは
火事などの時に危険を知らせる警鐘だろうか。
 
 

神籠石の説明看板

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