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拳銃はどこに?プロの仕業?と悩んだ一晩

外部リンク:容疑者確保、学校は通常登校に 子どもにまだ不安の声

日曜日の朝、大阪府吹田市の交番で警察官が刺され、拳銃が強奪されたという恐ろしいニュースが報道され、現場付近を中心に大阪中が一時厳戒態勢となった。
私は吹田市からかなり離れた場所にいたが、それでも家の戸締まりや外出は控えることにした。
吹田市近辺の方々はおそらく多くの方が外出を控えたため、犯人が外をうろうろしていれば目立つ状態であったに違いない。
私が一番気になったのは「容疑者逮捕」ではなく「拳銃の発見」である。
容疑者逮捕がどうでもよいわけではないが、容疑者が捕まっても拳銃が行方不明のままならなんの解決にもなっていないからだ。
私はニュースを見ながら、「犯人はなんのために拳銃を奪ったのか?」と考えていた。
警官を襲えば警察が全力を挙げて追ってくることは明らかで、とんでもなくリスクの高い犯行である。しかも、警官は訓練も経験も装備もあり、どんなに計画的だったとしてもそんな簡単にできることではない。
それを刃物で刺ししてしまうくらいなので、とても素人のなせるワザではないと思っていた。
そうすると、犯人はなんらか訓練を受けたプロで、拳銃を強奪してどこかに売るために警官を襲ったのではないか、などいろいろ考えてしまった。
そうこう考えて一晩が明けたら、拳銃が無事に見つかったニュースを目にした。
拳銃が行方不明になるという私の心配は取り越し苦労に終わったことがわかった。
あとは警官の方の回復を心よりお祈りしたい。

(弁護士 北野英彦)

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