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悪質な海外商品先物取引業者にご注意!シリーズ:第1回

「3ヶ月で6700万円の損!そんな馬鹿な!」
すこし前になりますが、Aさんからこんな法律相談がありました。
「電話で海外商品先物取引を勧誘され、オフィスに行ってみると立派な会社だったので2000万円を預けたんです。
初めは1か月で100万円儲かったという連絡がありましたので、あと2000万円を追加で預けました。
しかし、ある日、突然『大豆の値段が暴落している』という連絡がありました。
私は大豆などを注文した覚えが全くなかったので抗議をしましたが、全く取り合ってくれません。
そうこうしているうちに、『追加で2700万円を支払って下さい』との連絡が来ました。
預けた4000万円のお金が戻ってこないどころか、更に2700万円の追い銭まで請求されています。
弁護士さん、なんとかならないでしょうか?」

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海外商品先物取引は大変リスクが大きく、大変危険です
Aさんがさせられたのは、ロコ・ロンドンという金取引とシカゴ穀物取引という、いずれも海外商品先物取引でした。
先物取引は国内と国外とを問わず、値動きが激しく、それだけ損をするリスクも高いものです。
特に、海外商品先物取引については、十分な法規制がなされておらず、トラブルが続出しています。
Aさんも、悪質な海外商品先物取引業者に騙されたようです。
実はAさん以外にも、同様の相談を受けていますが、その方の被害額は約2000万円です。
それにしても、短期間に何千万円という損をするとは・・・
一体、どのような手口が使われたのか、又、そのような被害を防止する手段としてどのようなものがあるか、これから数回にわたってお話をしましょう。(龍)

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