事務所ブログ

てくてく旅行記

智恵子の生まれた故郷を歩く⑰

《ここからは「愛の詩」の世界です》

神社からはしばらく山道が続く。

道は登りだが、傾斜は緩やかで、舗装されており歩きやすい。

左右に大きく枝を伸ばしたかっこよい木もあった。

そのうち、前方に桜が植えられているところに出た。

道の脇の植木が刈り込まれている。

公園のようで、芝生もベンチもあった。

一休みするには丁度いい。

そこを過ぎると、道の前方に大きな桜が見えてきた。

道をまたいで爆発するように咲いている。

これから行く《樹下の二人》の詩の世界の入口だ。

というようなことはどこにも書いていない。

看板で知らせるのではなく、あえてこういう形で示したのだ、

と勝手に妄想しておこう。

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