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つれづれに万葉

藤村の初恋から万葉の世界へ(犬養先生のたくらみ) つれづれに万葉集③

大学1年の時、犬養先生の万葉集講義を受けた。
普通なら、《万葉集は誰が編纂したのか》という前講釈から始まる。
しかし、違った。
冒頭は
《まだ上げ染めし 前髪の 
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思いけり》
(島崎藤村の「初恋」)
の歌の紹介から始まった。
その歌を《みんなで歌いましょう》という。
その場にいた全員が合唱した、いや合唱させられた。
つい最近まで受験生であった我々にとっては、
万葉集の歌は合格のために記憶する古文にすぎなかった。
それにどのように親しみをもたせるか。
犬養先生は考え抜いたに違いない。
藤村の初恋のような純情で甘酸っぱい歌で酔わせて
学生を万葉の昔に導きいれようではないかと。
そして、その罠にまんまとはめられたのだ、この私は。

犬養先生 万葉集
100円で「天牛」のワゴンで買った。
犬養先生は万葉の恋の歌が本当に好きなのだろう。

 

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